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全身脱毛のケア

外部の刺激としては、紫外線や、気温や湿度の低下、栄養の偏り、睡眠不足、過労などがシワを増やす要因になります。形成外科、美容外科によるシワの治療は、昔から行われています。
シワの気になる部分の皮膚を切りとり、切りとった部分の周辺の皮膚を引っぱって縫合する手術はポピュラーです。この手術はまぶた、ひたい、口の周りなどいろいろな部分で可能です。
顔全体を引っぱり上げるフェイスリフトと呼ばれる手術も、多くの女性が受けておられます。また、最近はコラーゲンをシワに沿って注射することで、シワを伸ばす治療も欧米で広く行われ、効果をあげています。
さて、レーザー美容は、こうしたシワとりの分野にも進出しています。レーザー光線によるシワとりは、表皮をピールして真皮中のコラーゲン繊維を増加させることで行います。
つまり、皮膚の表面をとってしまうことでシワを伸ばすというわけです。シワには筋肉が関係していますから、完全にとることはできませんが、安全で手軽なシワとり法として、レーザーは今、大注目を浴びています。
ニキビのあとが残ってしまい、悩んでいる人は本当に多いようです。顔は、ニキビができただけでもかなり気になるのに、ニキビあとは顔全体がデコボコしているので、お化粧をしてもカバーしにくく、自分ではどうにもならないために、かえって悩みがふくらんでニキビあとをとりたいという場合には、皮膚を、へこんだ部分に合わせて削る方法がとられます。
皮膚剥離術、またはスキンプレイニングと呼ばれる方法です。うまくいけば皮膚の凹凸はかなり目立たなくなりますが、色黒の人や、部分によってシミができやすいというリスクがあります。
こうしたシミは、イオン卜フォレー法によって改善できます。また、1回削っただけで十分な効果が得られることはほとんどなく、2回、3回と治療を重ねていく必要があります。

ニキビあとのレーザー治療は、シワとりの方法と同様です。皮膚のへこんだ部分に合わせて表皮を剥離し、表皮を平坦にしていく方法です。
新しい表皮が形成されることによって、治療前よりも皮膚がなめらかになるというわけです。皮膚にレーザー光線を当てるというときに、皆さんはおそらく、「治したいところ以外の皮膚に傷がついてしまうことはないの?」と、心配になると思います。
しかし、この点は安心してください。「進歩し続ける皮膚レーザー」でも説明したとおり、レーザー光線には、狙ったものだけに確実に作用するという特徴があります。
わかりやすい例としては、赤い風船の内側に緑の風船を重ねてふくらませて、外から赤い色のルビーレーザーを当てたとすると、割れるのは緑の風船だけで、外側の赤い風船はまったく無傷になるという実験があります。中の緑の風船が割れたということは、外側の赤い風船にも光線は当たっているのですが、まったく作用せず透過しているのです。
皮膚も同じで、アザやシミに焦点を当てて照射すれば、周囲の皮膚を傷つけることはありません。これは、レーザー美容のもっとも優れた特徴の1つです。
あとが残るということは、何かしら皮膚に異常が起こるということです。しかし、レーザー光線は、正しく使えば正常な皮膚を傷つけることはないし、とり残しが生じることもほとんどありません。
一方、レーザー光線を吸収した細胞は、完全に蒸発するか、細かくくだけで屑になります。私たちのからだには、マクロファージといって、いらなくなった細胞を食べる細胞がありますから、屑と化した細胞は、その細胞によって食べられ、最終的には排出されます。
また、いらなくなった細胞がカサブタとなってはがれ落ちる場合もあります。こうしたことから、レーザー光線によって治療したあとの皮膚に残るのは、正常な皮膚の細胞だけということになり、あとは残らないのです。
手術をはじめとした形成外科の治療では、美容目的のものでもかなり大がかりで、治療したあとしばらく安静にしたり、洗顔やお化粧を制限しなければならない場合も多いものです。しかし、レーザー美容の場合は、治療した直後に顔を洗っても問題がありません。

何度も書いているとおり、レーザーを照射したあとに残るのは正常な皮膚ですから、正常な皮膚なら洗顔できないはずはないというわけです。洗顔とまったく同じ理由で、治療を受けた当日から入浴することも大丈夫です。
入浴をすると血行がさかんになったり、体力を使うことなどから、形成外科以外でも、治療を受けた後はさけるように指導されることも多いのですが、レーザー美容では、こうした心配はいりません。レーザーで治療した場合には、治療した部分をばんそうこうなどで保護する必要もありません。
クリニックに来たときと帰るときの違いは、気になっていたものがなくなっているというだけです。私のクリニックでレーザー美容を受けた方たちも、文字どおり「何事もなかったかのように」帰って行かれます。
治療のあとは残らないし、ばんそうこうもはりませんので、治療を受けたあとすぐに誰かに会っても、違和感をもたれることはまずありません。「なんだかきれいになったんじゃない?」と言われることはあっても、「どうしたの?」と聞かれることはありませんから、自信をもってください。
傷ができるのではないかという心配と並んで、非常に多いのが、痛みに対する不安です。想像を絶するパワーの光線をからだに浴びるわけですから、不安になるのは当然です。
まして顔に当てるとなったら、その不安は一層ふくらむことでしょう。でも、大丈夫。

レーザー光線を当てるのは、これ以上ないというくらい短い時間だけです。たとえば、火にかけた鍋を思い出してみましょう。
もし、さわってしまった場合でも、一瞬なら熱くないしやけどもしないでしょう。マッチやライターの炎だって、ほんの一瞬ならさわれるはずです。
どんなに強い刺激でも、ある程度の時間触れていなければ、私たちのからだは感じないのです。レーザー光線の刺激をたとえて言うときに、よく輪ゴムではじかれた程度と表現されますが、私の経験からいうと、そこまで痛くないと思います。
ご安心ください。レーザーは至って安全読者の皆さんの中には、「傷や痛みがなくても、何か目に見えない副作用があるのでは?」と思う人がいるかもしれません。
確かに、X線の発がん性が指摘されるなど、医学的な検査や治療には副作用がつきものです。レーザーに関しても、「がんにならないか?」、「ホルモンに影響が出ることはないか?」、「心臓に負担にならないか?」など、いろいろな副作用を考え、研究や調査が重ねられてきました。
そして、現在ではこうした全身的な副作用の心配はまったくないということがわかっています。ただ、副作用がないのは、あくまでも「的確な治療が行われた場合」という前提があってこそだということを、忘れるわけにはいきません。
的確な治療を行うためには、症状に合った種類のレーザーで、適切な範囲に適切な照射時間を設定することが不可欠です。また、レーザー光線を当てる場所を間違えると、皮膚を損傷させる心配がありますから、医師の側には細心の注意が必要となります。
レーザー光線による治療で一番気をつけなければならないのは、目の保護です。レーザー光線が目に入ると、角膜やレンズに重大な損傷を与えることになります。

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